磯の鮑

備忘録

200219 5NALLY曲感想

5NALLY曲感想

私はファンの方の曲感想見るの好きで、特に曲について音楽的に分析・解説されてるものは、とても勉強になります。漠然と感じたことを、的確に言語化したいものです…。それには遠く及ばず、文章スキルの無さを自覚してはいますが、ブログを始めたからにはやってみたかった曲感想、行きます。


トラックリスト公開時の記事は以下に。

siyasiya.hatenablog.com

 

  • ウン moon dance

月夜をゆっくり眺めるイメージの曲。流れが綺麗で飽きさせない。ラストの方で繰り返されるメロが壮大で好き。サビの「しーえ!」って聞こえる所がインパクトになって良い。曲にメリハリがつくというか、ハッ!となる。この部分の語尾の抜き方が個人的に妙にクセになる。ここは高音パートではあるけど流石きちんと出てる。声質が良く、抑揚つけるのも上手だからムード作りがうまい。

歌詞を見ると、サビは案外と英語多め。聞いてるだけでは韓国語と英語の区別がつかなくて(バカ耳なので)、英語の発音に独特の味がある。声質?発音の仕方?ハスキーで哀愁のある彼の声質がとても好き。追加ボーカルとして、わかりやすい独自の声色を持つ人を選んだのは大正解。どんな曲も自分色にもっていけそう。

サビのフレーズが耳に中毒性のある曲。ファンでなくとも印象に残りやすいのでは。「処女作にはその作家のすべてがある」とも言われる記念すべき作品。彼はこういう曲調が好みなんだなと。AB6IXは全員が、あまり煩く無い、メロを聞かせる曲が好きなよう。それは自分の好みと一致する所なので嬉しい。

 

  • ドンヒョン more

AB6IXの甘い曲担当提供の甘い曲。この5曲をオフボーカルにして聞いても、これがドンヒョンの曲だとわかる気がする。どんなに君を大切に思っているか、直接本人に語るように甘く優しく語る曲という印象。愛の伝え方が直接的というか、曲の雰囲気だけで大きな愛を相手にいだいていることが伝わる。話すように歌う。ドンヒョンの普段の人柄がそう思わせるのかもしれない。ギターで弾き語りver聞いてみたい。

歌詞見て印象が更に良くなったのがこの曲。サビでmoreやチクタクを繰り返してる言葉遊びが素敵(聞いてるだけではわかってなかった)。言葉を重ねると同時に気持ちの深さがどんどん進んでるよう。でも曲調によって、重い愛ではなく、どこか可愛らしい愛。

曲はサビの単語の繰り返し部分の高音で裏声気味になる所が好き。ファルセット綺麗。本人コーラス重ねてるの好き。途中のラップっぽい部分は、これまでのAB6IX曲では聞けなかった歌い方で新鮮。皆ソロ曲だと自分の得意な音域や曲調でくるので、こういうのが十八番なんだな、とか、これまで披露してなかった声を出して、こんな一面もあるんだな、という発見あるのが楽しい。

 

  • デフィ rose,scent,kiss

タイトルのこの3つは何だろう?と思ってたら、韓国の成人への贈り物定番3種だそう。なので本来は成人した彼がそれらを貰う側なのに、彼からファンへそれらを贈る歌に聞こえる。もしくは、自分自身の成人を祝ってるような。一言で表すならば、成人祝いの決意表明ソング。
子どもから大人への成長をテーマにした曲は、もう子どもじゃない大人よ、とか、大人になったけど何か不安、みたいな曲が多めのイメージですが、彼は成人した僕はこう!と高らかに宣言するような曲できた。その堂々とした成人の主張を世に放ったことに、アッパレ!とまずは賞賛を送りたい。肝の座り方がカッコイイ。
正直、fancom見過ぎて曲だけ聞いてもパフォが思い浮かび、曲単体がどうのと評せない。落ち着いたテンポの中でキビキビと言葉を語っていて、クセになる曲。歌詞も歌い方も全体的に力強さがあり、曲から伝わる決意の強さに圧倒される。

これまでの歌詞は内面の弱さを漂わせてた事が多いので、新たな一面を出してきたなと。彼自身が変わったのではなくて、成人を機に彼の中の強い部分をアピールしたかったのかなと思う。サビの英語「僕は君の見たことのある子じゃないよ」って歌詞、痺れるね。また、my wayを行く/それが僕、と断言するのが、自分を見る周囲を挑発しているようにも受け取れる。
これが若さか!と感心すると同時に、そんなにリキまなくてもいいよーと思う老婆心(笑)。よっぽど彼の中で成人というものが大人への一区切りなのかなと。

僕成人!今の僕がこれ!すごいでしょ!と自分で言うって、芸能人でもなかなかレアなのでは笑。そのアピールの強さに最初少し驚いたものの、真っ直ぐな性格の彼らしいとも思った。その純な一直線さがこの歌の魅力でもある。若いってイイネ。

曲については、だんだんと彼の好みがわかってきた気がする。バックミュージックはゴチャゴチャしておらずシンプルめ、R&B風味があって、テンポは早くなく、歌にこめたメッセージを伝えたい、聞いてほしいって方向性。英語が得意なので、歌詞の英語の使い方、歌う時の発音が流石。フル英語曲作詞作曲をいずれしてほしい。

 

  • ヨンミン break up

曲調としては1番好み。(デフィもコンMCでこの曲好きって言ってたね)。彼が関わった曲の全てを聞いはいないのですが、AB6IXでのshadow、mxmでのdawn(デフィとの共作)も好きなので、彼の感性が自分と合うのかも、と思ってる。

ラップパートもありますが、歌部分多くてラッパーの曲だとわかんない。MXMでも歌ってたようで、本来歌うのが好きなよう。BFL2番の彼の歌パート好きだし、ラッパー陣に歌わせるのアクセントになるから今後も期待。ラップ時と声の出し方が違う気がする。歌声の方が自然っぽい。少し高めに声を張って、そこから少しずつトーンダウンするような流れのサビがとても好き。哀愁がある。

歌詞見ると、別れをテーマにした曲だった。仕方ない別れたけど未練が少しあるような。別れに際して相手(女性)を責めてはいないんだけど、困らせるように駄々をこねているような。あの体格で、こういうこと書くのだから、可愛い大人男子だなあ。

 

  • ウジン color eye

サビ以外はラップのラッパーらしい曲。ラッパーだともっとドスドスしたような曲が好きそうなのに、AB6IXのラップ陣はそうでもない。私はその方が好みで良いけど。彼自身バラード大好きだし、他と被らない繊細な歌声は魅力的なので、いずれもっと歌唱メインの曲も聞いてみたい。

jpopだとイントロ-メロ-間奏-メロ-アウトロがあって、私はその歌わない曲のみの部分が割と好きなのですが、kpopドルの曲はイントロアウトロ短めだし、メロ-ラップ-メロで間奏が無くなりがち。で、この曲はラップとサビの間に、イントロから繰り返される曲部分が流れる。それが余韻を感じさせてとても好き。このメロが、不穏さ・暗さを想像させるのが不思議な曲。サビではカラーアイ、ビューティフルという単語が繰り返される。暗闇の中でも君だけが美しく見える、という印象を受けた。曲が暗めなので、その恋愛に思いつめてるようにも。

歌詞見ると、相手を一途に思っていて、案外とロマンチストな彼らしい。独占欲強めにも思える。素っ気無い振る舞いしてても内心ものすごく相手を心配してるイメージ。彼に限らずだけど、メンバーの恋愛歌詞見ると、いい恋しなよ!って思ってしまうなあ。


MV見てしまうとその印象に引きずられがちになります。だから皆が公開する前に書きたかったので、一気に書いてはあ疲れた。簡単に書くつもりが冗長になってしまったけど。勘違い、思い込み等バイアスありますがご容赦を。

なお、曲を理解するため歌詞の和訳英訳を見させてもらってます(してくださる方、いつもありがとうございます)。